鯵のあじ

年始にも
“たべる”ことについて
あらためて考えたわけだけれど
わたしはお魚もだいすき!!
家では切り身を買ってくるだけでなく、
姿をちゃんとかんじて、
自分で捌けたらいいじゃないか。
先日、母ママコがこちらに来た時に
魚の捌き方をいちから教わった。
初心者は青魚からがやりやすいんじゃないかしら、
ということで、新鮮な鯵を購入。
立派な大きめの鯵も刺身にすると、身がすこしなんだなぁ。
頭や骨のまわりにくっついた身は、スープ(あら汁)にした。
こうして一尾、二尾、
内蔵をとりだしたり…
わたしは魚の命を
と…ものすごくかんじたのだ。
豚や牛や鶏のこともかんがえた。
彼らは食卓に並ぶために生きているんだなと。
わたしがころしていないだけであって。
ってそんなこと言うなら究極
わたしゃもう食べなくても
いいんじゃないか、とも浮かんだ。
だけどわたしは有り難いことに
その美味しさを思いきり知ってしまっており
食べたい、美味しく調理したい、と
つよく欲してしまうのだ。
それも日々の愉しみだなんてざんこく…
ごめんなさいなのかありがとうなのか。
現代のお子さんが、魚のイラスト見てこれは「さかな」とわかるけれど
食卓に調理されて並ぶ魚とイラストの魚がつながらない、という話をすこし前に聞いたことあるけれど本当かな??切り身で泳いでる、と思ってる子が多いとか聞いたけど。
いつか自分にもこどもができることがあったら
魚釣りに連れていこう。
釣れない日もあるかもしれない、
そうしたらまたの日にリベンジして釣ってみたいと思う。
それを捌いて食べるんだ。
食べることをやめられない
食べたいからこそ
尊い命をいただくことを学びながら
食べ尽くそう。
あぁ
わたしは
焼き魚を、刺身を、煮魚を干物を、
食べたい…。
だからこそ
美味しくいただくことを約束する!!
ママコに教わりながら捌いた鯵は
カルパッチョへと。
オニオンスライスとブロッコリースプラウトをわさっとのっけて
オリーブオイル、塩、コショウ、檸檬をしぼって。

 なぜかなみだがあふれるほど美味しくって仕方なかった。
戴きますご馳走様
鯵を二匹、まるごと。


2013年01月23日