EVERY DAY

ねぎがだいすき

とわたしが言って

そのだいすきの度合いがどれくらいなのか

どう表現すれば伝わるだろうか

あなたがすき だいすき

と言ってもこの気持ちがぜんぶぜんぶあなたに伝わらないように

 

冒頭… え、

ねぎ?

そう わたしはねぎが好物です。

八月に、とあるご縁から千葉の白子町のねぎ農家さんとお近づきになれたきっかけがあり

ねぎへの熱い想いをお話したり、ねぎトークに花が咲きそれは心躍る出会いでした。

なんとその数日後に、水耕で栽培したご自慢のねぎをお送り下さったのです。

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その名も「ながいきねぎ」!

クール便で細長い梱包が届き、どきどきしながらぱかりと開けたところ

うつくしいねぎがぎっしり。ゆめのようなたくさんの凛としたねぎたちの姿。

ここから いつも沢山ねぎを食べているいつも以上に、

ねぎラヴァーズのねぎ料理が前進しました。

 

まずはなんてったって

ねぎが主役の伊勢うどんで

ねぎをたのしむ。

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ながいきねぎは、

刻む際に、包丁のあたりが軽い気がする。かろやかに切れる。

サクッと音がいい。歯ごたえも爽やか。

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ねぎガーリックトースト

これははまって何度も焼いた

 

水耕栽培のながいきねぎは、普段食べているねぎよりも味があっさりしていると感じたので

サラダにも相性抜群。ザクザク長めに切って、ねぎサラダ。

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この日はブルーベリーと生ハム、サニーレタス、カッテージチーズとあわせて。

 

いつもの棒棒鶏の手作り胡麻だれも長ねぎでなく、ながいきねぎで。

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鮮やかなグリーンが食欲そそるアクセントに。

 

稲庭うどんに、

めんつゆ、美味しいオリーブオイル、国産レモンをきゅっとしぼって

これでもかと

ながいきねぎだく。

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レモンでさっぱり、オリーブオイルのコクもあり、旨し。

 

鰹のたたきを施して、

赤玉でオニオンスライス(大好物)と。

ええい どんと大胆に盛って

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ながいきねぎどっさり。ゆずぽんずで。

 

ぱぱぱっと朝ごはんは

ごま油で茄子を炒め、ツナを入れて甘辛く味付け。

ごはんに焼き海苔ちぎって、茄子とツナ炒めを乗せて、

ながいきねぎ乗っけ。

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かっこんでいざ出陣。

 

パスタにも美味しい。

青森のにんにく、オリーブオイル、オイルサーディンと

フレッシュトマトでオイルソースを作って

ゆであがったパスタをソースの入ったフライパンに移すときに、

ざく切りにしたながいきねぎを投入。

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火は一瞬通すくらいにすると

ながいきねぎの食感も風味も青々と活きる。

 

一瞬火を通す食感、風味にも魅了され、

さっと湯通しするながいきねぎの旨みにも目覚めたわたし…

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ぱぱぱっとランチに

ごはん、茹で豚、

さっと湯通ししたながいきねぎに

焼肉のたれ、すりごまをかけて。豚とながいきねぎの素材の甘みが、

焼肉のたれのフルーツの甘みとピリ辛なスパイスと相性◎

 

上品なスープの塩ラーメンにも

さっと湯通ししたくらいの、しゃきっと歯ごたえのこるながいきねぎとハムを乗せて。

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挽肉と刻んだ高菜漬けを炒めて、

さいごの仕上げにざく切りしたながいきねぎを一緒に炒め合わせる。

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香り付けに香ばしくちょっとお醤油。

目玉焼きをごま油でかりっと焼いてごはんにのっけ。

 

おまけ(夜食ヴァージョン)

ながいきねぎ、削り節、お醤油、ごはん

これをまぜて食べる

これはうかがったのですが、呑んだ〆にこのごはんで二日酔い予防にもなるそう。

(その場合はできるだけねぎを細かく刻むのがいいらしい。)

梅を入れてもいいかもしれないなあ、

わたしは “ながいきねぎごはん”に

わさびを。

(”孤独のグルメ”で「わさび丼」を見てすぐにやりたくなった)

 

 

愛情を込めてていねいに育てられたものは、

己の感覚にうったえかけるものがあります。

手にとり、調理し、 食してみることがうれしくって愉しくって仕方がありません。

このながいきねぎをくださった方と、ながいきねぎのお話をして、

食の話をして、伝統の話、子供の話、とすべての方向に話題が繋がって広がっていくことも

また興味深いことでもあります。

そしてこの秋から新たな挑戦をされているそうで、

栽培し、計量や梱包、出荷、商品になるまでのすべての行程を自社で行われているとのこと。

わたしたちが凛とした商品を手にとるまで、

作り手の熱意や自信が詰まっているということは

すごく、有り難いことです。だから凛としている!

信頼できるし、買いたい、食べたいと思う。

愛情を込めて育てられた逸品だからこそ、手を離れる最後まで、込め続ける。

そこまで考えられたものが商品として並び、わたしたち消費者が手に取り、感じ、伝わり、

お金を払う価値があり、美味しく作りたい、と料理にも腕をふるいたいとアイデアも広がり、

いただきます、と食卓に辿り着いていると思うと、

これはなんと大きなことなのだろうと思うのです。

この思いも、日々の買い物、調理、食事、纏うこと、芸術を感じる目、いきていくことを、

また見直し、新たに身につけるきっかけとなっています。

食の好き嫌い、ぐだぐだ疲れたあ〜とか人の愚痴とか何気なく…言っている事も

自然と、薄れていく気も

ものすごくしています。

 

有り難うございます

 

九月って、夏の名残りがまとわりつきながら生活しているからか

カレンダーの数字がどんどんはやいペースで先へ進んでゆく気がします。

後半にさしかかってきますね、

朝夕に吹く風に癒されながらも

肌にあたるひんやり感がこそばゆくって、どきどきしちゃう。

くしゃみがでる、鼻水が…という方も増えているようです、

どうかご自愛くださいませ。互いに元気にいきましょう!

 

そう

やはり

ねぎがすき

だいすき

 


2013年09月21日