よーだ

20100409204907.jpg

ジビエ料理の名店『LA CHASSE』にて、
ジビエの王様、ベカス(山鴫)をいただきました。
スコットランド産の山鴫を入荷したとお聞きしてから、
さっそく予約、いちばんいいところまで
熟成させてもらって、
いただけるこの日をとても楽しみにしておりました。
ジビエの王様、ベカスをまるごと味わう。
目がクリッとおおきくて、クチバシがすらっとながいベカスを
ふたりで一羽、
ぜーんぶ、余すところ無くフルコース。
途中、ちいさな脳みそまでスプーンですくって!
(ちょっと、どきどき、した。。)
さいごに、
ソテーした身は、引き締まっていて、ぎゅぎゅっとつまっている食感。
ほんのり血も入った、味も色もこっくりした濃厚なソースで。
LA CHASSEのシェフ、依田さんはハンターでもあり、
日頃狩猟に頻繁に出かけているという、粋なお方である。
自身がクマのような風貌で、
一見近寄りがたく、こわそうにも見えるのだけれど
調理法の話やら、狩猟時の秘話などを興味津々でこちらから尋ねると
無邪気なこどものように、とってもうれしそうに熱心に話してくださる、
じつはこわくない、ハートフルな依田シェフ。
この日は、ベカスをいただくまえに
前菜に、ミンククジラのタルタルも。
こんなふうにジビエ料理をいただくと、ふと思うことがある。
普段、
お肉でもお魚でも、ブロックや薄切りやミンチ状態だったり、
さばかれて切り身やお刺身になっていたり、とかの状態に慣れ親しんでいるため、
わたしは”いのち”を食している?ということに
非常に鈍感にもなっている気がする。
ジビエ料理で、たとえば他に
想像しやすく言ってみると
シカ、とか
イノシシ、とか
ハンターが仕留めて、
素材を存分にいかして、丁寧に調理されて
食卓にならんで。
そして、ありがたくいただく。
そんなことをたまに、まざまざと体感すると、
普段、曖昧に、鈍感に、なってしまったことを
あらためて感じることができるのだ。
自分の命をまもるために、
そして、自分を満たすために、
たくさんの”いのち”を食して生きている、ということ。
肝に銘じて、生きて、いたい。
あぁ堪能。
ごちそうさまでした。

2010年04月13日