ひっそりとじっくりと

雨が降ったり風がつよく吹いたり花冷えの頃

花吹雪を目撃したり、散る花びらが道端にあつまる様子まで、

春、という季節の不思議な威力を感じます。

つい薄着をすると肌寒かったりで、纏う洋服にも気をつかう感じ、嫌いじゃないですね、

人様が着ている綺麗なベージュ色のトレンチコートが目に飛び込んできては、

いいなあなんて思ってみたり、

気温が低くなる日、景色も澄んで先々まですっきり見える時は、

冬があったこと、その冬を無事に越したことを、有難く思うのです。

なんて、当たり前のことを。

先々のことを練ったり考えては、答えがはっきりと出なくて

結局、またいつも通り、朝が来る。

思うことだけじゃなく、行動を、したいと思うのだけれど。

3月の伊勢 進富座での日々が、私の心の器の錆を、磨き上げました。

たった一週間ほどでも、人は変わるもんです。

それはとても大きなことで、

確実に、心が、明るく、なったと思います。

その明るさを、どう活用してゆくのか、やはり考えてしまいます。

ちゃんと使いたい、無駄にしたくない、この明かりには

人様の想いも存分に入り込んでいるものだから。

いつもより増してとりとめのない走り書きではありますが

続く。

すすめ…。

 

進富座で頂戴したお花、まだ元気なのですよ。


2017年04月13日