文月

「うつろいの標本箱」静岡シネ・ギャラリーでの特別上映会へ、行ってまいりました。

作品をご覧いただいたあとに、トークショーをさせていただきました。

なんと登壇ゲストは鶴岡慧子監督と、出演者10名。(急遽、櫻木百さんも登壇)

総勢11名!でのトークショーとは、地方の映画公開のイベントでは、

なかなかありえない…人数だそうです。

(ちなみに「うつろいの標本箱」登場人物は15名です。)

渋谷ユーロスペースでの初公開が昨年10月でした。

その後、ニュー八王子シネマ、上田映劇、伊勢 進富座、大阪 第七藝術劇場、

埼玉 岩槻映画祭、そして先日の静岡 シネ・ギャラリーへと上映が繋がっているのですが、

うちでこの作品をかけたい、と決めてくださる映画館と

映画館に足を運び、観届けて下さるお客様のおかげさまで、

「うつろいの標本箱」の映画の旅は続いております。

私たちからしてみれば、御礼を直接お伝えできる機会があるなんて、

それは諸々ゆるす限り、どこへでも伺います、という気持ちがあります。

作品は、作り上げたとしても、お客様に観ていただいてこそ、「映画」です。

世の中に数え切れないほどの作品が上映されており、

その中から「うつろいの標本箱」をお選びいただけましたこと、

貴重なお時間をいただき、出会っていただけましたこと、

それは本当に特別なことだと思います。

映画「うつろいの標本箱」を観届けていただきまして、有り難うございます。

トークショーでは、質問してくださる方もたくさんいらして、

それぞれのご感想や、監督のことを一言で表すと?など、こちらへの質問も

嬉しかったです。その度に、ああ、また「うつろいの標本箱」が大人になっていく、

お客様にもこうして育てていただいている…と、作品が我々の子供のような…

我が子の成長を見守る親のような気もしてくるのでした。

(実際は、私自身もお客様から育てていただいているのだと思います。)

お一人おひとりの、どんな感想も、有り難いのです。

静岡シネ・ギャラリー前で、「うつろいの標本箱」にいただいたコメントを

パネルにしたものを一枚ずつ持って、記念撮影いたしました。

 

 

静岡シネ・ギャラリーは、建物もとても素敵でした。

こうして映画とともに、いろんな土地の映画館に伺うと

「こんな映画館が近所にあったらいいなあ」と思う、

“座”や”館”や”劇場”が、増えてゆきます。

皆様のご近所にも、私たちがまだ伺ったことのない素敵な映画館が、あるのでしょうね、

これから、いつか伺えますよう、そして映画館で出会えますよう、ご縁がありますよう

想いを、願いを、たっっぷり、とこめて。

また走り出す…いや私の場合は牛歩なもので、また歩き出します。じっくりと。

 

「うつろいの標本箱」に頂戴したコメントは、

こちら * でお読みいただくことができます。

 


2017年07月05日