2016年10月のブログ

本日、公開3日目。

映画「うつろいの標本箱」

昨日は公開2日目、

鶴岡慧子監督と男性キャスト陣の舞台挨拶もありました。

お越しくださったお客様、心より御礼申し上げます。

 

共演者の伊藤公一さんの舞台も鑑賞でき、

夜は「うつろいの標本箱」を鑑賞。

(私も観たくなったので鑑賞いたしました!)

何度観ても、新たな発見もあり、

心にジュルンとくる部分が

その日の気分やコンディションにより、違ったりするので、

体感としても、とても面白いのです。

(自分の部分はちょっと棚に置いて。)

昨日はなんだか気持ちが高ぶって鑑賞し、

心の中で、登場人物に導かれるように、感情爆発、でした。

 

そんな、

何度観ても、興味深い、作品に仕上がっていると思います。

鶴岡慧子監督のあったかさ、

この秋空の下、ジューンっと、染み渡ります。

(と、携わった私が言ってしまっていますが)

 

本日は3日目の上映、

10月もしめくくりですね、

明日からまた心地よく新たな月をはじめるための夜、

映画鑑賞はいかがですか?

渋谷ユーロスペースにて、お待ち申し上げます。

 

 

 

2016年10月31日

本日、公開2日目。

 

映画「うつろいの標本箱」*

昨日、皆様のおかげで無事に公開を迎えることができました。

ハロウィンの猛威をふるう渋谷の街、

おばけをかき分けて

劇場にお越しくださったお客様、

いつも応援くださる方々、

仕事のオファーをくださる方々、

これからご鑑賞をご予定くださっている方々、

かぞく、ご縁をいただいている方々、

皆さま。

ありがとうございます。

 

昨日、初日舞台挨拶に

黒木渚さんもお越しくださいました。

「標本箱」*を聴いて、

「うつろいの標本箱」をお愉しみいただけると

味わいも深みも旨みも増すことと思います。

 

11/11まで、連日21時から、上映中です。

本日、公開2日目、

感謝いたします。

 

今宵は監督と男性キャスト陣による舞台挨拶もございます!

 

渋谷にお越しのお客様、道中もどうかお気をつけてくださいませ。

心よりお待ち申し上げます。

 

 

 

2016年10月30日

本日公開。

ここ連日、おカウントダウンにもお付き合いいただきました。

2年前につくりあげ、

ずっとたいせつにあたためている映画「うつろいの標本箱」を

いよいよ皆様にお届けできます。

 

本日、10/29(土曜日)から11/11(金曜日)まで

渋谷ユーロスペース*にて

毎夜21時からレイトショー上映です。(本編95分)

 

ここまでもたくさんの方々に支えていただき、お力添えのおかげで

今日の公開を迎えることができます。

今宵は初日舞台挨拶も登壇するので、直接御礼をお伝えしたいと思いますが、

こちらでも、お伝えさせてください。

 

一年は日数にすると、365日ほど。

365日を毎回重ねている、更新している、というよりも

先人がいて歴史となり先祖があり、どこかでぽっとわたしが現れ、身体を携え、

心を持ち、意志をもち、ずっと今に続いている時を、

考えていたい、といつもおもいます。

そしてまたひとつ今日があることにも、感謝。

かぞく含め、たくさんのご縁に支えられ、

いまこうしてここに綴る自分が居ます。

 

とはいえ、急にここ連日パソコンを開いて宣伝文句を綴り出したり、

かといって、パソコンに触れることも

わすれるような日との差も、トテモ激しい私。

 

そもそも役者として、己の身辺をここで吐露するのもどうか…

とも、いつも思い、ふにゃふにゃと葛藤もありますが…

 

ここのオフィシャルサイトでの言葉による発信も、

読みたい、触れたい、と思ってくださる方、

些細でもなにかお心にフィットすることがあると

感想や想いを伝えてくださり、たのしみにしてくださる方にも

改めて

いつもありがとうございます。

これからも

じっくりと真摯に精進してまいります。

 

その過程のひとつでもある作品、

「うつろいの標本箱」をぜひ観とどけていただきたく存じます。

 

+  +  +

 

10/29(土) 21時「うつろいの標本箱」上映前に初日舞台挨拶

登壇者

鶴岡慧子監督、

櫻木百さん、橋本致里さん、illyさん、小久保由梨さん、今村雪乃さん、岡明子

 
10/30(日) 21時「うつろいの標本箱」上映前に舞台挨拶

登壇者

鶴岡慧子監督、

小川ゲンさん、赤染萌さん、佐藤岳人さん、

佐藤開さん、伊藤公一さん、大森勇一さん、渡辺拓真さん

 

11/1(火曜日)は 21時「うつろいの標本箱」上映後にトークショーイヴェント第一弾

鶴岡慧子監督と、ゲスト 吉田浩太監督のトークショー。

 

ユーロスペースHPよりアクセス情報

渋谷駅下車、Bunkamura前交差点左折
渋谷区円山町1-5 KINOHAUS  3F(ユーロスペース)
TEL:03-3461-0211

【劇場への行き方】
「渋谷駅ハチ公前」 → 「109」の右側の文化村通り → (約3分)→ 「東急本店」と「ドン.キホーテ」の間 → 「Bunkamura前交差点(松濤郵便局前)」を左折 → 60m先右側

 

ご鑑賞前売券をお持ちの方は、

劇場窓口にて、整理番号にお引き換えの上、ご入場ください。

全席自由席となっております。

どうかお気をつけて、劇場へお越しくださいませ。

こころよりお待ち申し上げます。

 

 

2016年10月29日

あと1日。

昨晩もユーロスペースの入り口付近にて

「うつろいの標本箱」チラシをくばらせていただきました。

もう、公開前夜。

今宵も、”うつろいの標本箱Tシャツ”を着て、宣伝させていただきます!

12/3(土)同館で公開の「いたくても いたくても」* を監督された

堀江貴大監督も、昨晩ご参戦!

ご一緒にご紹介させていただきました。

公開まで、

あと1日、

明日です!

あと1日です!

明日から、

渋谷ユーロスペースにて「うつろいの標本箱」

いよいよ公開です。

二週間限定の公開です。ぜひお見逃しなく、

ジリジリと観とどけていただきたく存じます。

劇場にて、お待ち申し上げます!

2016年10月28日

あと2日。

(撮影、2014年初秋、鶴岡慧子監督。)

この頃は、公開が決まった2年後の、今、のことなんて、予想できていなかった。

皆のこともそんなによくわからなかったな。

(今でも全然よくわからないけれど、もっともっとわからなかった。)

だけれども、作品が出来上がって、公開できる今、

よくわからないのは変わらないけれど、好き、になったのは今。

皆のことが好きになりました。作品を何度も観て、ファンになりました。皆の。

自分のことは棚に上げて。置いておいて。

作品のどこを切り取っても、皆が素敵!

ファンになると思います。私がなったように。

あなたはどなたのことが好きになるのだろうか。是非おしえてください。

 

試写会にいらした方々に、感想をお聞きした際、

それぞれから、この人が良かった、などとお声を頂戴し、

結果、キャスト全員のお名前が出たこと、すーごくうれしかったです。

なかなかそんな作品って、貴重な気がします。

監督が選んでくださったこんな素敵なキャスト陣の中に

私もご一緒できたこと、たからもの。

このおカウントダウンも、公開まで、あと2日。

 

公開後はどうしましょうか。未定。

って、もうしつこいか、(ひー)

あと2日の辛抱、(ふー)

公開まで、あと2日です!!!

10/29(土曜日)の初日は舞台挨拶もあります。

鶴岡監督と、女優陣が登壇します。

10/30(日曜日)の公開2日目は

鶴岡監督と、男優陣が登壇です。

 

皆で心地の良いスタートをきりませんか。

是非ご一緒に、よろしくお願い致します。

10/29から11/11まで

渋谷ユーロスペースにて毎夜21時から上映。

“うつろいの”

レイトショー!

 

2016年10月27日

あと3日。

舞台挨拶、10/29の初日に登壇いたしますが、

なにを纏おうかなあ、と頭ん中では、そんな着る物を考える愉しみも。

祖母おゆきさん*から譲り受けた着物が良かったのですが、

ちょっとそれは見送りに。そのぶん今後のたのしみに。

そう、あくまでも私ん中の、頭ん中の、はなし。

 

鶴岡慧子監督の、instagram*のお写真を拝借。

 

舞台挨拶初日は、監督とご一緒に、この6名の俳優陣が登壇いたします。

ぜひあいにいらしてくださいませ。

 

 

現時点で決まっている

イヴェント情報です。

10/29(土曜日)21時から「うつろいの標本箱」上映前に初日舞台挨拶。
10/30(日曜日)21時から「うつろいの標本箱」上映前に舞台挨拶。

11/1(火曜日)は上映後に監督とのトークショー、吉田浩太監督がゲストです。
ユーロスペースの公式Twitterより*
【お知らせ】
『うつろいの標本箱』初日舞台挨拶開催決定!
《日時》10月29日(土)21:00の回上映前
《登壇者》櫻木百さん、橋本致里さん、illyさん、岡明子さん、小久保由梨さん、今村雪乃さん、鶴岡慧子監督
※整理券は当日朝9:30より発行

【お知らせ】
『うつろいの標本箱』舞台挨拶開催決定!
《日時》10月30日(日)21:00の回上映前
《登壇者》小川ゲンさん、赤染萌さん、佐藤岳人さん、佐藤開さん、伊藤公一さん、大森勇一さん、渡辺拓真さん、鶴岡慧子監督
※整理券は当日朝9:30より発行

 

「うつろいの標本箱」公式Twitterより*
★トーク第1弾★『うつろいの標本箱』
期間中のトーク第1弾は本作にコメントも寄せてくださった吉田浩太監督です。テーマはずばり「映画の中の女性」。男性監督と女性監督の描き方の違いとは!?興味深いトークですので是非!
11月1日(火) 吉田浩太(映画監督)×鶴岡慧子監督

 

映画「うつろいの標本箱」

公開まで、あと3日をお知らせします。

 

2016年10月26日

あと4日。

今日は父しげぽんと母ママコの結婚記念日。

先ほど電話をしたら、43年?とのことでした。

ふたりも映画を観に来てくれるそうなので、

どんな感想が降り注ぐのか、どきんとします。

 

泣いても笑っても怒っても擽っても。

あと4日で公開です。

このおカウントダウン写真のネイルの色はオレンジ色なのですが、

そういえばハロウィン、ですね!

ユーロスペースの前でもチラシを配って宣伝させていただいておりますが、

すでにハロウィンモードな渋谷、仮装している方々とたくさんすれ違います。

今週土曜日の29日、公開初日は

渋谷はさらにハロウィンムードむんむんな予感がします!

駅からユーロスペースまでの道のりも、

ドラキュラがいたり白雪姫がいたり、など、きっと物語がいっぱい。

かなりの混雑が予想されますので

どうかお気をつけて劇場までお越しくださいませ。

 

ユーロスペースHPより

アクセス情報です。

渋谷駅下車、Bunkamura前交差点左折
渋谷区円山町1-5 KINOHAUS  3F(ユーロスペース)
TEL:03-3461-0211

【劇場への行き方】
「渋谷駅ハチ公前」 → 「109」の右側の文化村通り → (約3分)→ 「東急本店」と「ドン.キホーテ」の間 → 「Bunkamura前交差点(松濤郵便局前)」を左折 → 60m先右側

 

 

映画「うつろいの標本箱」

公開日まで、

あと4日です!

お待ち申し上げます。

 

2016年10月25日

あと5日。

まいにち。

いかがお過ごしですか?

お元気ですか?

 

わたしは元気。

から、じゃなく、

なかみ、のある、元気。

落ち着いて読書もして、手紙も書いて、遠くへ行って、仕事をして、

昼寝もして、買い物もして、夕焼けもみて、雨の日は歩いて。

新たな出あいも、とてもありがたいし、

今までのご縁にもほんとうに、かんしゃ。

 

今週、土曜日からいよいよ

2年前につくりあげた映画が公開します。

主観を、えいっ、となるべく取り除いたとしても、

私、この作品が好き。

ちょうど、

今の季節にもぴったりだと思うのです。

肌寒くなってきて、夜なんか、もっとぐっと冷え込んで、

首元にマフラー?ストール?なんて巻いて喉もまもってさ、

手はポッケに入れたりしてさ、あ、ニット帽もかぶる?

心身ともに秋らしく、ちょっと冬めいてきた、感じで

劇場へいらっしゃる、というのはいかがですか?

結構私は映画館は一人で行くのも好き。

だけど、観終えた後にあーだこーだ話したくなる時も多々ある。

なので、人に薦めて、感想を言い合ったり。

ああ、そんなじんわりと広がってゆく、

ご縁をつないでゆく、映画の一本、となりますように。

「うつろいの標本箱」

好きよ。

 

10/29土曜日から11/11金曜日まで毎夜21時から(本編95分)

渋谷のユーロスペースが劇場です。

いつか。公開まで、あと5日。

初日、舞台挨拶もあり、登壇いたします。

(2日目以降のイヴェントは追ってお知らせいたします。)

 

おカウントダウンは、あと5日をお知らせします。

※あ、あの、こんな写真だからって、ホラー映画、ではありません。

 

おひとりでも。たいせつな方とご一緒にでも。喜んで悦んでよろこんで。

2016年10月24日

あと6日。

ぅひゃあぁ

映画「うつろいの標本箱」の共演者、

今村雪乃さん * から、

“オカウントダウン”

と名付けていただきました。

 

一人でも、ひとりでも多くの方に、映画「うつろいの標本箱」を味わいに、

劇場にいらしてほしい、という一心で、

恥じらいながらも恥を忘れて、おカウントダウン中!

 

 

レイトショー限定上映、ということで

遅い時刻で大変恐縮ではございますが…

毎夜21時の回しかない、ということは、

この日の夜は映画館で過ごそうかな、と

オーダーメイド * する一日はいかがでしょうか。

秋の夜長にぴったり、の映画を自信をもって、おとどけします。

10/29から11/11まで2週間、

毎夜、渋谷の映画館ユーロスペースにてお待ち申し上げます。

 

どんどんと秋らしく、だんだんと冬めいて、もまいりました。

リラックスして、ぬくぬくして、気合い入れて、かろやかな足どりで

きらめきをまといながら、憂いも味方につけて、

ぜひ映画館へ、足をお運びくださいませ。

ぜんぶ うけとめる。

 

わたしは渋谷にて「淵に立つ」を味わったばかりです。

 

2016年10月23日

あと7日。

鳥取を震源とする地震により被災された地域の皆様、ご家族の皆様、

安否気遣わしく、憂慮に堪えません。

余震もあり、お疲れと緊張とご不安、ご心痛の深さ、お察しいたします。

どうか、お身体にお気をつけられますよう、お見舞いを申し上げます。

 

映画 * は、あと1週間で公開、

わたしもわたしなりにできることをせいいっぱい。

いのりもかんしゃもつたわりますように。

 

この写真も続けて載せること、自分の意志を持った上で

こころしてのせます。

 

わたしがここで言葉にして込めることなんて

ちりの一つ、くらいのもの。

でも

今までも今も、

責任を持ち、こころして綴っています。

 

以前の言葉も。

*

*

*

 

 

2016年10月22日

あと8日。

今月は北へ、南へ、

いろんな場所へ自分を連れてゆく ことができていて、

身も心も ジュンジュンと、瑞々しい状態、のような気が しています。

是非、劇場にあいにいらしてくださいね。

 

映画は2年前につくりあげているので、

その変化やら進化(しているといいのですが)も、

おたのしみになさってくださいませ。

あと8日、でございますよ。

 

10/29から11/11(2週間)

連日 21時から。

渋谷 ユーロスペース* にて上映です。

「うつろいの標本箱」*

2016年10月21日

あと9日。

映画「うつろいの標本箱」

10/29(土曜日)から

渋谷ユーロスペースにて

毎夜21時からレイトショー上映です。

私も劇場におりますので、ぜひご感想お聞かせくださいませ。

あと9日。

公式FBやTWITTERでもカウントダウンが始まっております。

 

日々の中でうまれてくる

ああすれば、こうすれば、よかった、という後悔のようなもの、は

もう なるべく したくなくって。だから今日も眠って、明日を迎える。

しゃんっ と立って、恥ずかしくない自分 で、あなたにも 会えますように。

 

泣いても 笑っても 怒っても

あと9日で公開です。

2016年10月20日

またひとつ、

課せられた役割、役柄を無事に終え、

トーキョーに帰ってまいりました。

今回お声がけいただきました作品は、フィクション、としながらも

ノンフィクション、でもあります。*

様々な想いが集結しております。

こうしてご縁をいただいたことに感謝とともに、

災害も事故も戦争も、語り継ぎ、伝えていくこと、

気付くこと、学ぶこと、防ぐこと、助け合うこと、

今いかされている一人一人があいしあう気持ちをわすれないこと

追悼の意を込めて、どんな瞬間も真摯に己と、先人、先祖、

たくさんの学びを下さる人様と向き合っていたいと思う次第です。

 

 

宮城県石巻市 朝の日和山

 

 

いただいたプレゼント!

じゅりちゃん、お手紙、

早速、綴ります。

2016年10月12日

むじか。

「うつろいの標本箱」

どうしたらもっと、観たい。目撃しておかないと、どうしても。と思っていただけるか、

その皆さまへの衝動、へ紡いでゆけるか、をずっと考えているのです。

 

そんな中、いろんなことが相まって、今日ハッとしたことを綴ります。

何せ今日、ですから、もっともっとハッとしてゆくことでしょう。その、今日、の段階を。

 

そう、もともと、私がこの映画の企画を知りオーディションを受け、

諸々始動したのは、2014年の夏頃でした。

「鶴岡慧子 監督*」と「黒木渚さん*の標本箱」という

この、映画と音楽の掛け合わせ、

この女史お二方の、化学反応に、ものすごく惹かれたからです。

そう、鶴岡慧子監督が、

シンガーソングライター 黒木渚さんの、「標本箱」というアルバムをエッセンスに

どんな長編作品をつくりあげるのか、ゾクリとして、ものすごく興味がわきました。

私も自分の何かを抽出して、その化学反応に是が非でも溶けてゆきたい!と思いました。

こんな面白いことに挑戦できる機会を知った自分はツイている。

そしてこんな面白いこととご縁があるのならば、自分も携わることになるでしょう、と。

というか、ご縁よ、あれ!自分よ、ツイてろ!…と。

そもそもはそんなハジマリ、から、始まりました。

 

そう、そこで今日ハッとしたことは

映画と「音楽」。

黒木渚さんの「標本箱」というアルバムが基盤にある、ということ…

そこ!そこ、です。

今回の「うつろいの標本箱」では、

黒木渚さんの「標本箱*」の中から、

・テーマ

・金魚姫

・あしかせ

・はさみ

・うすはりの少女

・窓

この6曲が、15人の登場人物たちに

スルン、と溶け込んでいます。

唄いたくて歌ったり、口ずさんだり、何気なくフレーズを思い出したり

ぽろりと つい溢れてきたり、溢れずにいられなかったり、ふと こみ上げてきたり、

そもそも、歌、とは、誰もにとって

日頃、そんな存在、ではないでしょうか。

そんな存在の、歌、が「うつろいの標本箱」では「標本箱」と重なります。

アルバム「標本箱」の中の6曲が

どんな風に映画の中に登場するのかをぜひ体感していただきたいです。

 

「標本箱」を聴いてから映画館にお越しいただき、

「うつろいの標本箱」鑑賞後に、

また「標本箱」に再度、飛び込んでみる、というのもおすすめです。

 

 

今日、ハッとしたことのきっかけの一つの出来事を綴ります。

私が、近日中に携わる新たな作品があり、

友人にその話をしたら

学生時代を思い出し、当時の大切な思い出とともに

ある一曲が浮かんだ、と言うのです。

撮影に入る前に、時間があれば聴いてみてほしい、と

貴重な音源も探しだしてきてくれて、歌詞も送ってくれたのです。

 

その友人の思い出と、想いと、

その教わった一曲の歌詞を読み、曲を聴いて、

これから注ぐ作品への輪郭が私の中でさらに濃ゆくなり

自分の役の心情も、また新たな表情を知り得た気がします。

 

友人も、ハッと、浮かんで伝えてくれたおかげで

音楽、とはそんなふうに

私たちの日常に、絶妙な距離感で何気なく寄り添い、

私たちがしてゆく様々な経験とともに、

脳裏に、心の中に、メモをするように、付箋を貼り付けるように

ともに在る、ものなのかもしれない、

映画のことをお話しする中で、今日は音楽のことも記したいと思いました。

 

そもそも、鶴岡慧子監督作品「うつろいの標本箱」は

黒木渚さんの「標本箱」とのコラボレーションですからね、

この度は、そんなスペシャルな機会に

携わることができたことに、感謝いたします。

 

いよいよ今月29日からロードショー。

ぜひ目撃していただきたいのです。

 

※写真は2014年初秋

 

 

2016年10月04日

「うつろいの標本箱」本予告編

本予告編がとどきました。

10/29(土)渋谷ユーロスペースにて、いよいよ今月末、レイトショー公開です。

劇場でお会いしましょう!

 

 

映画を、映画館で観る、よろこびは、

 

休日の朝、たまには早起きして美味しいパン屋に買いに行く。

美味しい珈琲を淹れて、好きな音楽をBGMに、焼きたてパンをかじりながら

昨日の一日を、今日のこれからを、家族のことを、友人のことを

会いたい人のことを、ゆっくりと想うひと時、に似ている。

 

午後の息抜きに、携帯電話を置いて、小説を持って喫茶店に入る。

芳香放つ薄暗い店内のなかで、そこだけランプが灯るあかるい席はわたしの席。

たまに誰かにすでに座られていて、がっくりくる時もあるけれど、

その人もやっぱり読書をしていて。タイトルがすごく気になったりする。

喧騒から離れた、ちょっとひみつの読書のひと時、と似ている。

 

ディナーはもう一ヶ月も前から予約済み。

いつもよりメイクアップ、ドレスアップして

親友を誘って、ご褒美の宴。たまにはワインも飲んじゃおう。

ここ最近のいいこともやなことも全部今宵が癒してくれる、

そんな気がしてくる、ほど

美味しくて、嬉しくて、悔しくて、居心地がよくて

帰りたくなくて

しかし明日も朝早い…

涙が出る前の鼻の奥がジン、とくる感じ、

そんなひと時、とも似ている。

 

 

貴重な数時間の過ごし方を、この作品を映画館で、と選ぶ、贅沢。

作品の空気と共に、刻々と変化するまわりの観客の空気も感じ取る、贅沢。

映画を映画館で観る、映画館に足を運ぶ、ということ、

つまりは、贅沢、ということでもある。

他には代えがたい、オーダーメイド。

 

「うつろいの標本箱」もその贅沢、の選択の一つに選んでいただけますように。

選ぶことには、縁もある。

縁を手繰り寄せ、ピンと引っ張る。

わたしもそうする。

ぜひ劇場でお会いできますように。

 

十月突入。

豊かに、健やかに、いきましょう。

今月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2016年10月01日