しあわせな一週間

伊勢 進富座のスクリーンの中でも、息を、と

自分のブログに、人様の目にも映るように綴ったのは2007年のことでした。

毎度、伊勢に帰郷するたびに、

いちばんに帰る場所は

実家と、進富座、でした。

 

2014年に鶴岡慧子監督と、

この度共演させていただいた俳優陣、皆様と出逢い

「うつろいの標本箱」を皆で生み、育ててゆく中で、

2016年の秋に渋谷ユーロペースではじめて公開を迎え、

ニュー八王子シネマ、上田映劇に繋ぎました。

そして本年、2017年の公開第一弾は伊勢 進富座* へ。

 

この度、「うつろいの標本箱」に携わる俳優として、

伊勢に帰郷することができて、この上なく、しあわせでした。

進富座のスクリーンの中でも、息を、と

私がこちらに綴りはじめたことから数えると、10年…。

ここまでも永かったですが、あれもこれも、

きっとなくてはならない私のすべてです。

 

進富座へ行くと、映画だけでなく

館長 水野さんから頂戴するお言葉が有り難く、いつも

全身全心に塗るように、浴びて帰るのですが、

「あなたしか歩けないただ一本の道を、あなただけの歩調で歩いて行ってください、そうするとまたご一緒できる気がします。」

「いい作品、いいメンバーに出会いましたね、大切にしましょうね、」

など、私自身の指針になるお言葉が、常に刻まれてゆきます。

 

これからも、良い作品づくりに携われるよう、貢献できるよう、

日々を丁寧にじっくりと暮らし、己を健康に育て、

携わる作品全てに、全身全心を注ぎ、託された役割を全ういたします。

 

この度、「うつろいの標本箱」を伊勢 進富座にて

観届けてくださった皆々様、ありがとうございました。

 

映画と、映画館と、

足をお運び下さる皆様との出逢いに、

心を動かされ、揺さぶられ

泣きぬれた、一週間でした。

 

水野さんの「しあわせな一週間にしましょうね」というお言葉も、

緊張感ある日々の、支えでした。

そして皆々様に、しあわせに、していただきました。

一週間… 有り難うございました。

 

今回のこの伊勢での日々が、早速わたしの日々の暮らしを変えました。

人様への想い、感謝、

今まで以上に、いつも胸に。

ああ、私もしていただくばかりでなくって、

微力でも、皆様のお心をあたためることができますように。

 

↑こちらのコメントボードは、上田映劇での上映の際にお作りいただき

上映後にいただいて帰ったものです。

進富座へ持参し、とても素敵に飾っていただきました。

 

試写会、ユーロスペース、ニュー八王子シネマ、上田映劇、進富座へ足をお運びくださった皆様のおかげで、

「うつろいの標本箱」次回は大阪へと繋ぎます。

 

【2017年4月1日〜4月7日まで一週間 限定上映】

第七藝術劇場*
(大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンボードシティ6階)

4/1(土)〜4/7(金) 連日 16:05〜17:50

◎初日舞台挨拶決定

4/1(土)16:05〜17:50 上映後

登壇予定 鶴岡慧子監督・橋本致里さん・i l l yさん・今村雪乃さん・赤染萌さん・岡明子

 

劇場にて、ご挨拶、御礼をお伝えさせてください。

心よりお待ち申し上げます。

皆様に、感謝を込めて。

しあわせな一週間を、また新たに。

 


2017年03月25日