血液みたいに

 

たとえば

朝眩しくて 目が覚めた瞬間

携帯をきみだとおもって 瞬時に手を伸ばす時

まだ目が よく見えない中で 朝いちばんのトイレ

コンタクトをつける シャワーを浴びる 

おなかがすいて キッチンへ

メイクをする

お出かけする 歩く 空を見る 

自転車にのる バスに乗る 電車に乗る  

人と会う 渋谷を歩く マックに入る ツタヤに行く 

服をえらぶ 野菜をみる バスとすれ違う 

焼き鳥屋の煙の香り 繁華街の雑音 ネオン 

人の波 汚い会話 綺麗にしている女性 

これから会う人 私を見ている人 あしたのこと

お金のこと オーディションのこと この先のこと 親のこと

あ なんか身体が重いかも とか ふとおもうとき

どこか寄り道したい時 本を買いたい時 酔っぱらった時 

気分のいい時 複雑な時 孤独な心地の時 吹っ切れる時

 

もう ぜんぶ ぜんぶ その時の中で

血液 みたいに きみが 流れている 私の中に

 

 

とても

憎くて にくくて  愛しくて いとおしい

 

血液 みたいに

わたしのなかに 随時ながれる きみへの想い

ぜんぶ 余すこと こぼすこと無く ノートに書き出せたらいいのに

できるかぎりのこと の いちぶ を  ここに