渋谷、千秋楽。

渋谷ユーロスペースでの上映、

無事に終映いたしました。

ご来場、ご鑑賞いただきました皆様、

そしていつもあたたかいお気持ちをくださる皆様、

どうもありがとうございました。

 

怒涛のハロウィンの週末からはじまった二週間、

(ちらし配りも含めたらもっとですね、)

通い詰めたユーロスペースが、我が家、のようでもありました。

朝目覚めて、

朝も昼も夕も、今宵はどんな夜になるだろう。

どんな方々がこの客席でこのスクリーンで、この作品を味わうのだろう。

そして、どんなことを思われるのだろう。

そしてご無事に帰路につかれて、

また明日の朝を、どんなふうに心地よく、気分良く、目覚められるだろう。

そんなことをついつい考え、その日が1日、1日、と重なり、

ついに14回重ね、二週間を迎えてしまいました。

 

ユーロスペースは憧れの映画館の一つでもあり、

世に数え切れないくらい作品がある中で、

「うつろいの標本箱」もひとつ、選んで上映してくださったことに感謝いたします。

たくさんご協力してくださったこと、有り難うございました。

これからも観にゆきます。そしてまた新たな作品でもご一緒できますよう、

こつこつと歩を進めます。

 

「うつろいの標本箱」へのオーディション、そして撮影時も、

こころを落ち着けて、覚悟をして、携われたこと、芝居ができたこと、

そして今ここに来るまでも、

支えてくださる友人、かぞくをはじめ、すべての人生の先輩方のおかげです。

 

 

 

レイトショーのみ、という夜の上映で恐縮ではありましたが、

その貴重なお時間を

「うつろいの標本箱」に捧げてくださったお客様がいてくださったからこそ、

作品が、ちゃんと「映画」として生きてゆけるのだと思いました。

 

観届けてくださり、有り難うございました。

そして公開前のマスコミ試写会にてご鑑賞くださいました方々。

有り難うございました。

皆様。

さまざまなご意見、ご感想、

叱咤叱咤叱咤、激励、を有り難うございます。

 

「うつろいの標本箱」

製作時、公開まで、そして公開中、公開後、と

ご尽力をくださるすべての方々に感謝いたします。

 

黒木渚さん、鶴岡慧子監督、スタッフ、キャストの皆様、

ご一緒させていただけたこと、

ほんとうに宝物のような経験をさせていただいております。

有り難うございます!

 

ユーロスペースでは終演いたしましたが、

来月は、ニュー八王子シネマ、長野県上田市の上田映劇での上映へと続きます。

これからもご鑑賞いただけるご縁を、紡いで繋いでゆけるよう、

皆で力を合わせてゆきます。

 

「うつろいの標本箱」を機に、

久しぶりに映画館へ行った、

家のテレビではなく、劇場のスクリーンは数年ぶりだった、

とメッセージをくださった方々もたくさんいらっしゃいました。

「うつろいの標本箱」が云々、というよりも、

映画館って良いな!と思えた、

というご感想も頂戴し、

その久しぶりの作品に選んでいただけましたこと、

映画館って良いな!と思えるきっかけにもなれたこと、

とても光栄です。

これからもぜひ映画館で、映画を、味わっていただきたいです。

皆様がこれから出会う新たな作品たちに、

私もまた違う役で携われるように、表現してゆけるように、

甘んじることなく、妥協することなく、慢心することなく。

つくりて、演じ手の私は、もっと真摯に取り組み、挑み続けます。

 

 

 

7日は、父しげぽんの誕生日でした。

狗飼恭子さんがゲストのトークショウ、ほんとうに素敵でした。

 

 

11日のユーロスペース千秋楽。

終演後、急遽、登壇させていただきました。

(キャストの森田さんはお稽古のため、ここにはいらっしゃらず。)

反省ももちろん山ほどあります…

それはすべて、丁寧に、日々の暮らしを生き、

そして新たな作品に込められるよう、また観届けていただけますよう。

 

有り難うございます。

そして、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

 

今宵、月の迫力がものすごいです!

明日は雨みたいなので、月明かりに照らされるならば、今宵が良いかもです。

夜空にも、感謝を込めて。


2016年11月13日