うつろい

師走を、どのように歩を進められていらっしゃいますか。

どうか安全で、健康体で、ふふふと頬が緩む瞬間も増えてゆきますように。

いつも思って想って います。

 

度々書き連ねている出演作の映画「うつろいの標本箱」ですが

10月29日の渋谷を皮切りに、二館目は八王子へゆき、

三館目は、鶴岡慧子監督の故郷・長野県上田市でも上映が無事に終了いたしました。

上田映劇*へは、最終上映日に監督と一部キャストで舞台挨拶に登壇させていただきました。

 

 

皆で、一台の車に乗り込んで上田へと向かったのですが

なんだか、修学旅行、のようでもあり

箱に、標本、したい ような

旅、にもなりました。

上田へ着いて、上田映劇へと向かったら、

劇場前にスピーカーを置いてくださっていて

黒木渚さんの「標本箱」が流れ、私たちのことも迎えてくれました。

今回の上映のために、前売りチケットを作ってくださったり、

街じゅうに、うつろいのポスターを貼ってくださっていたり、

うつろいに頂戴した数々のコメントのパネルも掲示してくださったり、

劇場のチケットのもぎりをお手伝いしてくださった方々がいらしたり、

ロビーにアンケート用紙を用意してくださり、

お客様がおもいおもいのご感想を寄せてくださったり、

お一人おひとりが、数珠つなぎにお伝えくださり、宣伝もしてくださり、

県外、遠方からも、上田映劇で観たい、と足をお運びくださったり、と

数え切れないほどのご尽力を賜り、ご声援を頂戴いたしました。

観届けて いただきました。

この場でも改めて、深く心より御礼申し上げます。

私たちは「うつろいの標本箱」という作品で、

そして、今後の表現活動から、

そして一個人、みなさまと共にいきてゆくなかで、

恩返しできますよう、このご恩をご縁をたいせつに歩を進めてまいります。

 

“「絶対に」は無い”

と、私は父しげぽんから教わってきましたが

 

この想いやらをなんというふうに言葉に、表したらいいのか、と

考え耽る時、

ぜったいに、を使ってもいい?しげぽん、

と思いました。

 

この「うつろいの標本箱」に関わったことで得た体感や想い、

ご縁、ご恩、そして不義理もしてしまう未熟な自分、

このぜんぶを、ぜったいに忘れたく無い、とおもうのです。

 

zzっz

 

上田映劇のスクリーンは、サイズが大きくて、

劇場に画がブワアアっと、いっぱいに広がる感じが、

映画に包み込まれ、だきしめられている!ような感覚にもなりました。

二階席で観させていただいたのですが、

大正時代から在る格天井にも近くて感激いたしました。

上田映劇の駒崎様、有り難うございます。

 

また、追ってぽろりぽろりと綴ってゆきます。

 

上田映劇の次は、また2017年に、ていねいに大切に上映を繋いで行きます。

どこで、どのタイミングで、おあいできるでしょうか。

たのしみにいたしております。

有り難うございます。


2016年12月13日