実家のコーンスープ

つい先日、ジューサーが箱から出ているついでに、

とうもろこしのスープをつくった。

中目黒のイタリアンの店先でマルシェみたくして売っているとうもろこしを二つ買って。

抱えて。(トトロでメイがお母さんにとうもろこしを持って行くまさにそんな風景)

で、メッセージを彫った皮をはいで、ヒゲもとって、実を外して。

一番出汁のでる芯も茹でて。で、ジューサーで回し、漉して、

牛乳と塩で整えて。で、冷やす。

梅雨ならではのジメッとした体感に、飲むと染み渡るの、これが。

そしてこれは、コーンスープではなくって、

とうもろこしのスープ、で。そこは譲れない。

コーンスープ、といえば、

実家に帰ったら迷いなくリクエストするメニュー、

母ママコのコーンスープなのだから。

料理ができるようになった大人な私は、きっと同じものを作れることもわかっているのだけれど、あえてそこは私は作らない。コーンスープは作らない。

翌日、とうもろこしを買ったマルシェの目の前の店に

とうもろこしはとうもろこしでも、ゴールドラッシュが売っているのを見つけて、ああ、こっちですればよかった!と思ったけれど、まあ、また作ればいいよね、とうもろこしのスープ。

冷たくして飲むのが好き。

で、そうこうしていたら母ママコから電話が。

洋服のお直しをお願いしたくて、2着、実家に宅急便で送りつけたやつ。

すみません、いつも。。そしてまだ今年は伊勢に帰れてないけれど

帰ったら、満を持してコーンスープを食べたい。(つくってください)

 

 

明日は久しぶりの稽古だ。

秋の公演予定が中止になってしまって残念だけど、

芝居脳は柔らかく動かしておりますよ。

 


2020年06月26日