2014年04月のブログ
芍薬
蕾はナウシカにでてきそうな風貌で、これでもかってスペースめいっぱい使って花開く。
茎や葉は、いかにも苦そうで強そうな濃いグリーン。
根っこは…みたことがない!
薬にもなると聞いたことがある。
花屋に、ふあっと大輪が彩りだすと
五月だ、もうすぐ、と毎年の自分の感覚。
昨晩、友人が家に来て
話にも花が咲き、
蕾だった芍薬は一気に花開いた。
人のエネルギー、熱気、かな。
わたしたちも生命力なら負けていないわ!
なんちゃって
Robert Capa
そうだった、
先日
101年目のロバートキャパ 誰もがボブに憧れた*
をあじわいに、東京都写真美術館へ行った。
わたしのロバートキャパとの出会いは
写真家として、彼の写した写真を見た、のが最初ではない
また別の人物、しかも日本人、
その人物のことが書かれたノンフィクションを読んだ時、
本の中、である。
数年前に、キャンティ物語*を読んだとき。
タイトルで察しのつくように、1960年開店のイタリア料理店、キャンティの秘話が綴られているのだけれど
読み終えた感想としては、キャンティという店、というよりも
オーナー、川添浩史さんが駆け抜ける人生を300ページほどに凝縮させた…
もしくは歴史群像劇を見ているような…そこにキャンティがあるのだと感じた。
その川添さんの人生で、21歳の時に映画の勉強をしようと彼がパリに渡った時に(数日で退学したらしいが)
パリに居た芸術家たち、何人もと出会う。そのうちのひとりがロバートキャパだった。
当時のキャパは貧乏でカメラを質に入れて生活費にしていて、”他人からカメラを借りては写真を撮っていた”とか。
そんなキャパに川添さんがご飯を奢ってあげたり…
これがわたしのロバートキャパとの出会いだった。
展覧会が催されている、生誕「101年目のロバートキャパ」、没後60年の今、
わたしはようやく、彼のことをほんの、ほんのほんのすこし知ることができたかもしれない。
キャパが生きた1913年から1954年、
つまり20世紀、広範囲にわたる戦争が勃発した時代
彼は5つの戦争を撮影した。
戦地に赴き、彼はなにを見てなにを写したか
死と隣り合わせの極限状態なかで彼が写したものに
わたしたちは報道、として
人間、戦争、の恐怖を知ることができ、
同時に人間、平和、の無限の素晴らしさを、
キャパという人間を通して、写されたものから、わたしたちは知ることができる。
そしてキャパとはどんな人間なのか、もっと知りたくなる。
そんな展覧会だった。
キャパの著書、ちょっとピンぼけ Sligtly out of Focus*も読んでみよう。
沢木耕太郎さんも、キャパの十字架*を出しているんだ!これも読む。
New Face
フォトグラファーの本浪隆弘さん*にご紹介いただき、
石原稔久さん*の器を、使い始めました。
かぐれ表参道にて「手のひらの形」*展で出合ったので
こちらは こぽっとした手のひらサイズです。
その夜の食卓はパスタにしたので
サラダを盛りました。
トマトひとつ、新玉ねぎ、パセリ(自家菜園の)が入っています。
翌朝もまたすぐに使いたくなって。
意外と量が入る。
こちらは伊勢うどん一玉。
とても上品!
手触りは
ざらざらしていて尚かつ
つるつるしています。
自分みたい
ずーっと出合いを求めている
カレー皿を、石原さんの器で出合いたいと思いました。
ISE UDON
いつも買って帰る
伊勢うどんの麺とタレ。
帰宅して早速つくりました。
その日、お花見をしていた友人たちが
早速遊びにきてくれたので、皆で伊勢うどん。
伊勢うどんがはじめての方はちょっと不思議そうに食していました。
これがはまるんです。
帰省
故郷・伊勢のイヴェント「浴衣で千人お参り」*のポスター撮影のため
ちょこっと実家へ行っておりました。
友人には会えなかったけれど、充実。
またそのうちふらりと帰ります!
夕暮れ時、帰りの新幹線の窓から富士山がくっきり美しく臨めました。
そうそう、
前回見せ忘れた
年末に抜いた「親知らず」*
ようやく親に見せました。
「遺伝子が繋がってる、感激!」とママコが言ってくれました。
注:これはケースです!ふふふ
これで「親知った」になりました。
美の壺 「桜」アンコール放送
本日14時30分~
NHK BSプレミアムにて
「美の壺」
昨年4月放送の「桜」のアンコール放送があります。
おなじみ草刈正雄さんの姪役、
この回は”桜子”で出演しております。
よろしくお願い致します。